襖の張替え方法とは？ | コラム | 岐阜県可児市 可児駅【金沢屋可児店】

襖を張替えるには、職人の技が必要というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
そこで今回は、襖の張替え方法をいくつかご紹介します。

▼襖を張替える具体的な方法
襖の張替えには、いくつかの方法からチョイスが可能です。

■追い張りをする
「追い張り」とは、古くなった襖紙をはがさずに上から足していく方法です。
襖紙と障子を張るための糊を用意し、襖を取り外しておける場所を確保します。
まずは襖の取っ手を取り、襖紙を襖の上に乗せたら木枠の外側に合わせてカットしましょう。

次に、襖紙に障子用の糊を塗って3分ほど待ちます。
この待ち時間の間に襖紙が糊の水気を吸って伸びますので、しわがよるのを防げるのです。
襖を持ち上げて襖紙の上に置き、襖紙がくっついたらひっくり返し、なではけを使って中央から外へ向かって空気を押し出します。
余った部分の襖紙をカットしたら、張替えの完成です。

■シール付きの襖紙を使う
障子糊を塗ったり、しわがよらないように襖を置くのは、なかなかに大変な作業です。
あらかじめ糊がついた襖紙で張替えをする方法なら、失敗するリスクを下げられるでしょう。
こちらも上から重ねる「追い張り」ですので、角を合わせながら、しわがよらないように慎重に張っていくのがポイントです。

■仕上がりの美しさを求めるなら職人に依頼
職人は襖の張替えを行う際、襖の枠を取り外して古い襖紙を取り払い、新しいものに取り換えます。
そのため、仕上がりはしわが一つもなく、非常に美しいのが特徴です。
この方法は熟練の技が求められますので、職人が在籍する専門店に依頼するしかありませんね。

▼まとめ
襖の張替えは、自分でできる方法と職人技が光る方法とに分類されると言えるでしょう。
手軽さや費用を抑えたいのであれば自分で、仕上がりの美しさを求めるなら職人にお願いするのがいいですね。
当店は可児市および周辺エリアへ、職人が襖の張替えの出張にお伺いいたします。
どうぞお気軽にお問い合わせください。